田園都市線・宮崎台の「赤ちゃん・お子さん連れOKのベリーダンス教室」主宰のヤスミンです。
ここのところ「即興」で踊る楽しさに目覚めてしまって、この楽しさを分かち合いたいとレッスンの中にもごく短い即興タイムを設けるようになりましたが、生徒さんたちの間には「楽しさ」より「戸惑い」の空気が漂っています。
ん~~~~
楽しく自分を表現できたら、そして自分の内面の豊かさに気づいてもらえたら万々歳なんですが、入口のところで立ち止まっている感じ。
でも、自分も振り返れば同じ気持ちだったんだなぁ。
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(以下、大昔の自分の体験談。以前も書いた内容になります)
20代だった自分は、その頃通っていた教室の中で大泣きしたことがあります。
その日のお題=即興タイムに耐えきれなかったのです。
音楽は流れるけれど、頭の中真っ白、何をどう表現していいかわからない。みんなは自由にカッコよく踊っているのに。情けない。ダサい自分。
先生は、そんな私を抱きしめて勇気づけてくれたけれど、とにかく穴があったら入りたかった。
どうしたらこんな自分を打破できるんだろう。
そこで、フリースタイルを得意とするダンサーさんのワークショップを受けたり合宿まで行ったりしたけれど、そこでも違和感を覚えてしまいました。
というのも、自分の目から見てキレイに踊っているのは先生だけで、参加している人々はたしかに自由に踊っているけれど基礎をすっ飛ばしているように見えたから。
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こうしてしばらくフリースタイルから遠ざかっていた自分ですが、振付に縛られない踊りへの憧れもあって再びトライ、心の底から楽しかったし、正直ずっと直視できなかった自分の踊りも「案外いいかも」、と思えるようになりました。
紆余曲折経て言えること、それは、
振付もフリースタイルもどっちも大事だ
、ということです。
振付を覚えて踊れば上達するけれど、いつか必ず「もっと自分を表現したい」、という欲求が出てくる。
だけど、フリースタイルで自分を語るためには単語=基礎が必要で、単語を繋いでフレーズにするためには、フレーズ集である振付を学ぶこともやっぱり大切。
なので、今後も振付と即興時間を両方設けていくのですが・・・
どうやったら即興時間を楽しんでもらえるか?
自分を出せないブロックというのをどうやったら外せるのか?
このあたりが課題です。
どうしたらいいか、ぐるぐる考えています。