3月7日(土)、民族音楽ライブ「カフカスの春霞」無事終了しました。
コロナウイルスの影響であちこちでライブイベント自粛の動きがあり、開催か延期かで揺れたこともありましたが、結果的に開催できて良かったと思いました。
感染リスクはゼロじゃなかったけれど…
どこにも出かけられないこの閉塞状況だからこそ、心を開放する異空間があってよかったな、と。
思いもかけず多くのお客さまがいらしてくださり、嬉しかったです。
ライブタイトルにある、「カフカス」の音楽には個人的に思い入れがあります。
私の師であるAnahid Sofianはアルメニア系米国人。
彼女が1970年代、権威あるダンスフェスティバルで初のオリエンタルダンサーとして踊った、記念碑的なパフォーマンスの中に美しい響きのアルメニア曲がありました。
先生に曲名を訪ねたところ、Hars em Knoomという古くから伝わる民謡で17歳の花嫁が愛する家族に別れを告げる、という内容でした。
この曲を踊ってみたいと思い、共演者の方々にも相談。
1970年代当時の粗い録音音源をもとにウエダさんが譜面を起こしてくださり、ウードの矢島夕佳里さん、パーカッションのノミヤタカコさんの3人で演奏。
それはもう、涙が出るほど嬉しかったです!
音楽隊メンバーそれぞれの個性が響く音物語の世界は、覚めたくない夢のようでした。とても豊かな気持ちにしてくれる、そんなライブでした。
2022年7月3日(日) 開場12:30, 開演13:00, 終演15:00予定
Gemini Theater
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3丁目20−11 B1
03-6431-0261