先生の故郷の曲で

写真で振り返ります発表会、今回は私の演目を紹介します。

プログラム12 「Hars em Knoom」 (アルメニアおよび周辺地域民謡・Yasmin振付)

この曲は、私の先生Anahid Sofianの故郷であるアルメニアの民謡です。日本でベリーダンス曲と言えばエジプトやトルコが主流ですから、この曲を知る人・踊る人はあまりいないかもしれません。

先生は、まだオリエンタルダンス(ベリーダンス)がナイトクラブの踊りだった頃からキャリアを積み始め、大衆芸能だったオリエンタルダンスを舞台芸術の域に押し上げようと努力しておられました。

Hars em Knoomは先生がオリエンタルダンサーとして初めて招聘された「ニューヨークダンスフェスティバル」という権威あるダンスイベントで踊った曲の一つです。

オリエンタルダンス(ベリーダンス)が舞台芸術として認められるようになる一つのきっかけとなったパフォーマンス。私は先生のキャリアの足元にも及ばないけれど、「Hars em Knoom」が大好きで、いつかこの曲で踊りたいと思い続けていました。

ミュージシャンのウエダタカユキさんに音源を送って譜面を起こしてもらい、発表会ではウエダさんとウードの矢島夕佳里さんに演奏してもらいました。

お二人のおかげでささやかな私の夢が叶って嬉しかったです。