持続可能なイベント運営って可能だろうか?

暑いですね!ブログの更新を少しさぼってしまいましたが、半分は暑さのせいかな?

…実際のところ、更新しなかったのは思い悩むことがあったからです。踊りに携わる方たちなら、おそらく誰でも直面する「チケットノルマ」についてです。

私はできるだけ生徒さんたちにはチケットノルマは課したくない、とずっと思ってました。なぜかというと、自分が生徒だった時代にチケットノルマがとても重荷だったから。

高い出演料を払って、安くはないチケットを何十枚も割り振られ、しかも頑張って売ってもチケット収入は全部先生の懐へ。売れ残ったら、買取り。なんだか理不尽だ!とも思ってました。

でも、自分がイベントを企画する側に立つと、見え方も変わってきます。

イベントには人件費がかかります。
例えばホールで行うダンスイベントには、音響・照明操作の人、舞台監督は最低限いますし、撮影スタッフ、受付だって必要でしょう。ゲストを呼ぶ場合は、謝礼も発生します。

舞台に関わることを仕事にしている方々に対して、「タダか格安でお願いね♪」というのはそれこそ理不尽なことでしょう。

出演者にも裏方さんにも負担かけたくないし、うまい落としどころは無いのかな…
、と悩んで、多分多くの主催者はまず身を切る努力をします。

冒頭のエピソードの先生も、「今回も赤字だった」、とさらっとおっしゃってました。その当時はその言葉が信じられませんでしたが(ごめんなさい先生!)。

理想を言うと、みんなの負担の少なく、サポートする側も働いた対価が得られる「持続可能な」方法で舞台を作っていきたいのです。積み重ねた練習の成果を見てもらう機会ってとても大事だと思うから。

そんな方策、あるかな?
…ずっとそんなことを考えていて、ブログさぼってしまいました。