前回の記事では、ベリーダンスに使われるリズムを知ることの大切さについて書きました。
リズムを知ることで、どこに動きのアクセントを置けばいいかが分かってきます。
ところが、リズムだけを忠実に追えばいいかというとそうではないです。
音楽には主役たるメロディーがあります。
メロディーを無視して踊っていいわけないですよね。
そこで、今日はメロディーを奏でる楽器にまず注目してみましょう。
中東音楽に使われる楽器はいくつかありますが、今回写真でご紹介するのはその代表格、ウードです。
ウードは古代メソポタミア起源の弦楽器で、リュートと琵琶の共通の祖先です。
中東音楽では「楽器の女王」と呼ばれていて、その旋律はウードの材料である木材がまだ木だったころ、その枝にとまった鳥のさえずりが残った、と言うなんともロマンチックな言い伝えがあります。
さて、メロディーに耳を傾けて、踊ってみましょう。
ベリーダンス音楽の旋律って、ちょっと不思議ですよね。
西洋音楽のようにドレミファ…で区切れない音がたくさんあります。
その特徴をざっと上げてみますと…
●和音が無い。西洋音楽の音階は、音符と音符の間が定感覚であるため和音が存在しますが、アラブ音階(マカーム)は区切りがもっと細かく地域差があります。(西洋の8音階ド~ドの間に18音から24音ある、と言われています。)
●ハーモニー(和音)が無いため、単旋律を重視。個々の楽器による即興演奏が発展。
ベリーダンスのうねるような繊細な動き、シミーを使った震えるような動き、というのは中東音楽の特徴を余すところなく表現しているように思います。
メロディーに乗り、リズムでアクセントを取る。
エキゾチックで不思議なベリーダンス音楽とぜひ仲良くなってください。
仲良くなればなるほど、音楽はあなたの魅力をどんどん引き出してくれるはずです。
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