
新型コロナワクチンのこと
数日更新できませんでした。
理由は、ワクチン接種後発熱していたから。
(冒頭の写真はうちのセキセイインコが雛だった頃のもの。雛はこのようにのび~んと横たわってリラックスするんです。成鳥には見られない人間臭いしぐさですね♡)
周囲を見渡しても、強めの副反応が出るケースが殆どで…。
私たちは壮大な臨床試験の被験者なのだ、と誰かが自嘲気味に言っていたっけ。
確かに2日間臥せって、こりゃ開発途上のワクチンだなぁと感じたけれど、私自身は接種できて良かったと思う。
自分の身を守ることが、家族やレッスンに来てくれている生徒さんも守ることになるから。
そして、接種を希望する人たちに一刻も早くワクチンが行き渡ることを切に願います。
コロナの怖いところは、回復しても後遺症が残るリスク、だと思うから。
り患した人が増えれば集団免疫が付いて収束に向かう、という考えを一昨年の暮れ(まだコロナがパンデミックだと言われる前のこと)にネットで見かけたけれど、それは単に後遺症に苦しむ人たちを増やすだけなんじゃないだろうか。
さて、明日から9月。
クレイジーな酷暑もやっと終わる。
涼しくなったらマスクでも快適に踊れる。
踊って免疫力アップしていきましょう♪
今日のルーティン(旦那さんが在宅なので控えめに):
- 旋回
- シミー
- アームス
- ヨガ

新しい振付作り
8月もあと数日、こどもがまだ小中学生の頃は夏休みが終わるのを指折り数えて待っていた、この時期。(世の中のママさんたち、お疲れさまです。)
今はこどもの夏休みの代わりに、テレワークで夫が家にいる。ここのところのコロナ感染者増でちょっと在宅日数も増えている。
お互い気を遣って過ごすことも大事だけど、まぁ煮詰まってしまうこともあるので(笑)、気分転換に今日は思い切って外に出て新しい曲で振付作りをすることにした。
今度作るのは、ムワシャハット風の10拍子の曲。
10拍子の曲は割り切れない不思議な間合いがある。そして、優雅かつ可愛らしい雰囲気のものが多くてとても好き。変拍子だけれど、比較的とっつきやすいんじゃないかな。
今年の発表会では自分演目にムワシャハット風の曲を入れたので、今回は生徒さんのために作ろうと思う。

今日のルーティン:
- 旋回
- 振付づくり
- ヨガ
- ジル
- 即興

オリエンタルの魅力
今日は8月ラストのレッスン。(来週は5週目なのでお休みです)
中上級クラスは25ヤードスカート用いたスパニッシュフュージョン、初級クラスはアラブポップの振付で、9月も引き続き同じ内容で練習、10月から新曲に入ろうかな、と計画している。
10月の新曲はオリエンタルやるつもり。私の中では、やっぱりベリーダンスの王道と言えば、オリエンタル。
オリエンタルの魅力は、そのストーリー性にあると思う。
優美さ、妖艶さ、躍動感など、色んな要素が1曲に盛り込まれていて、踊っていると自分がその物語を演じているかのように感じることも。
今、ベリーダンスという踊りの中にはフュージョンも含めてたくさんのジャンルがあって、主宰スタジオの発表会でもそういった新しい風を入れたプログラムでお客さまに楽しんでもらっているけれども、そんなベリーダンスのニューフェースとも言える多彩な踊りもベースにあるのはオリエンタルじゃないかな、と個人的に思っている。
なので、オリエンタルから離れると、またオリエンタルに回帰したくなるのです。
今回、初級クラス向けにもその魅力を伝えたく有名な曲で振り付けてみた。
きっと、いや必ず好きになってくれるはず!
今日のルーティン(夫が在宅なので控えめに):
- 旋回
- シミー
- ヨガ
- アームス

「音を聴く」
昨日のブログでカバーできなかった「音を聴く」について書きます。
音を聴いて踊る、ごくごく自然なこと。そんなの誰でもできるでしょ。
確かにそうだが、これが中々難しい。なんでかと言うと、これも昨日のブログで触れたとおり(少なくとも私に関しては)、「自分を自分以上に良く見せたい」という欲が働くと隙間埋めの虚飾に走ってしまうから。
なので、「諦める」ことが肝心かなぁ、と思う。
「諦める」ということは決して後ろ向きな態度ではなく、「諦める」ことで音が良く聴こえてくるようになるのですよ、本当に。
今年の発表会、自分演目で最後に踊った「Eman Eman」という曲は、もともと楽器演奏者のお二人(ウエダタカユキさん、矢島夕佳里さん)の他にもう一人、歌とパーカッションで入ってもらう予定の方がいたのだけれど、直前になって体調を理由に出演をキャンセルされまして。
大きく編成が変わり、即興演奏で繋いでそれに合わせて踊る、ということになりました。
もう覚悟を決めて諦めるしかない状態だったけれど、実際踊ってみたらとても心地良かったのです。今までより本当によく音が聴こえてきて。

ウエダさん、夕佳里さんの音楽の魔法に載せられて気持ちよく踊ることができました。

余談ですが「Eman Eman」という曲は、もともとクルド人の伝承曲です。
自分の大学卒論のテーマ、クルド人だったんですよね。
国際関係論の一テーマとして調べて書いたので、内容は地政学的なこと、つまり国を持たないマイノリティとしての苦難に満ちた歴史ばかり追っていて、彼らの持つ文化については一言も触れることがなかったし、調べようともしなかった自分。
こんなに音楽を持っていたと当時の自分が知っていたら、彼らを観る目も卒論の内容も変わっていたかもしれない。
今更だけど、知って良かったと心から思います。

今日のルーティン:
- 旋回
- シミー
- ジル
- 民族舞踊
- 即興
- ヨガ
- 振付作り

耳を澄ませる、虚飾を諦める
今日も何曲か即興で踊ってみた。(相も変わらず怠け心との戦いが最初にあったわけだが。)
昨日より音楽がよく聞こえていたように思ったし、昨日より気持ちが載せれるように思った。
なんで昨日よりいい感じだったのかな?
タイトルにあるように、虚飾=自分をよく見せようと思うこと、を今日は諦めたからだ。
私は私以上になれっこない。だけど、ありのままの自分を観るのは痛い。痛いから、見栄を貼る。
結果、音楽を無視して余計なものを付け加えてなんだか忙しく動くだけ、の展開になるのである(涙)。
大昔、まだ20代だった頃にライブ音楽で踊らせてもらうという有難いお話をいただいた時の話。
かちんこちんに緊張していた私はとにかく「間」が空くのが怖くて、景気づけにジルをがんがん打ちながらひたすら元気よく、笑みを絶やさずに頑張って踊った。
頑張ったのに、観に来てくれたアメリカ人の友人はやや黙った後、私にこう言った。
「あなたのジルが音楽の間を壊していた。」、と。
…撃沈。
(アメリカ人の友人たちは基本的にほめ上手だ。どんな内容でもその中に一つでも褒められる要素があれば、そこを拾い上げてポジティブ思考にさせてくれる…のだが。)
三つ子の魂百まで、という諺にも裏打ちされているように、私の心根はあの苦い経験を経ても基本的には変わってないように思う。
だから、意識していかないとね、諦めてありのまま。
やや長くなったので、「耳を澄ます」ことについては次回書こうかなと思います。
今日のルーティン:
- 旋回
- シミー
- 即興
- ヨガ
- アームス

さぼりたい気持ちへの処方箋
「ルーティン」と銘打って毎日続ける地味練、さぼりたい気持ちが無いかというと全然(苦笑)。
毎日さぼりたい気持ちとの戦いだったりする。
例えばイベントや発表会前など目標が目の前にある時は気合が入っても、そうでない日々、成果も実感しづらいのでなかなかモチベーションが保てない。
今日はまさにそんな気分でさぼろうかなぁなんて思ったが、数曲即興で踊ってみて気持ちが変わった。
即興はありのままの自分しか出せない。
アタマで考えないので身体に沁みついた動きしか出てこない。
練習通りに出せないなら、身体がまだ覚えてくれてない、ということなのでやっぱり地味に続けよう、反省。
…という訳で、怠け心への処方箋の一つは「たまに即興で踊ってみる」ことかな。
もう一つの処方箋は、「終了時間を決める」こと。
私は旋回練習とシミーの練習はは洗濯が終わるまでに済ませる、と決めている。
隙間時間の有効活用にもなるので短時間の練習にお勧めです♪
今日のルーティン:
- 旋回
- シミー
- アームス
- 即興
- ヨガ

平和のために、自分ができること
昨日アフガニスタンの情勢についてとても心配していることを書きました。
私個人が心配しても何も世の中変わらない。だったら何をすればよいのか?
一番大事なことは、「関心を持ち続けること」だと思う。
私だったら、その国、その地域の文化。(自分の場合は特に踊り、音楽、それからアート)。
いきなり見ず知らずの国・地域の文化に興味を持て、なんて言われても困ってしまうだろうけれど、自分が今好きなことを切り口にすればよいと思う。
ベリーダンスを踊る人ならまず、中東やトルコ周辺に関心を寄せるだろう。
私の場合は、先生がコーカサス系(アルメニア)の人だったから、ベリーダンスから始まって、今コーカサスからイランにかけての民族舞踊や伝統美術に夢中だ。
自分の心を動かすものにアンテナを張って、どんどん深掘りして、どんどん周囲にもお勧めしよう。
自分の心を動かすものには動かすだけの理由がある。
素敵なもの生み出すひとたちがお互いを尊重して平和に暮らせますように。
2021年8月15日、終戦記念日によせて
今日のルーティン:
- 旋回
- シミー
- アームス
- 即興
- ジル
アフガニスタンの彼女へ
前回の予告どおり発表会の自分演目紹介をしようかと思っていたけれど、アフガン情勢が悪化していてとてもそんな気持ちになれない。
刻一刻とタリバンが首都カブールを包囲しつつある。
アフガニスタンには友達がいる。
女性の写真家で、こどもの写真をメインで撮っている。
どうすることもできないけれど、彼女のことが心配でメッセージ送ったのが数日前。
そのときは、彼女の住む町はまだ安全だった。
だけど、「大丈夫よ」、と返事が来た翌日に来たメッセージには
「ヘラートが陥落してしまった。どうか私たちのために祈ってほしい」、と。
彼女が無事でありますように。
彼女の写真の中のこどもたちが無事でありますように。
世界のひとたちの関心がこの国に向いて、政治が動きますように。

舞台写真は通信簿
先週、発表会写真撮影を担当してくださったカメラマンの高瀬弥生さんからお願いしていた写真をいただきました♪
毎回、楽しみ半分緊張半分な気持ち。なぜって今回のタイトルにある通り、舞台写真は自分にとっての通信簿だから。
写真って「その瞬間」を切り取るので非常に客観的に自分を見ることができる。
受け取って真っ先にチェックするのが、「姿勢」。次に、足と腕の位置。
鏡を見ながら練習している時はチェック機能も働くけれど、舞台ではそれが機能不全に陥る。緊張もするし、感情移入すると我を忘れるし。
つまり、普段の自分の癖が凄く出てしまうので過去の写真、痛いものも正直たくさん(涙)。
大人になるまで持ち越した癖を克服するのってやっぱり地道に練習するしかないので、到達点は遠いにしろコツコツやるわけです。
今回の発表会写真を見て、結構自分、改善されているなと思いました。こんな風に素直に思えたのは初めてかもしれない。

さて、せっかく素敵に写真を撮ってもらえたので、数回にわたって演目紹介していきたいなと思います。
生徒さんたちの演目も、それぞれに選んでもらっていますので揃い次第お見せしていきますね!
今日のルーティン(旦那さんが在宅なので控えめに):
- 旋回
- シミー
- 民族舞踊
- ヨガ

ぐっすり眠るには
50代に突入してからなんとなく夜中に目が覚めるようになった。
気になったので調べると、更年期の症状の一つのようだ。
ぐっすり眠れないと心の中の騒がしさが気になる。
あれこれ余計なことを考えて不安になり、より眼が冴える。
結果、翌日はすっきりしないし、日中眠くなるから生産性が下がる。
更年期の症状なら仕方ないかな、その他には特に深刻な症状も無いから、やんわりやり過ごすしかないかな。
、と半ば諦めていたけれど、たまたま夫が借りてきた「SLEEP」という本が睡眠の技術を指南していて、とても良かった。
何が良かったか、というと、日常生活で実践できる内容ばかりだということ。
なぜそれが役に立つか、という科学的な根拠についてもわかりやすく説明されていた。
寝る数時間前にはスマホやPCを触らない、電源を切ってこれらを寝室から出してしまう(電磁波を出すものは寝室には置かない)。
カフェインは午後2時以降は飲まない、等々。
薄々そうかなとは思っていたけれど、スマホは「脳内麻薬」の産生に関わっており、睡眠を阻害するだけでなく依存性もあるのだそうだ。怖いですね。
その他、安眠を妨害する「心の騒音」を鎮める呼吸法や瞑想法なども紹介されており、眠りの浅い人にはぜひ読んでもらいたいなと思います。
SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術
ショーン・スティーブンソン 花塚恵訳 ダイヤモンド社
今日のルーティン:
- 旋回
- シミー
- アームス
- ジル
- ヨガ
- 民族舞踊の練習